KML (Keyhole Markup
Language)の知識を身につける
後期の授業概要>
後期では、各種の位置情報を利用して、地図情報と組見合わせて活用する技術であるGIS(Geographic
Information System ;空間情報システム)について学んでゆきます。
教科書では、ArcGISというソフトを活用した事例を紹介していますが、その前に、無料のソフトである、Google
Earth やGoogle
Mapsを使いながらGISの基本的な操作を学びます。特に、Google
Earth、Google
マップ、モバイル
Google マップなどの
Earth ブラウザで地理データの表示に使用するファイル形式であるKML
については理解します。ArcGISなどの各種GISソフトは、インターネットが発展する前から存在していました。それに比べるとかなり新しい部類に入るKMLが、スマフォやインターネットと組み合わせて使われることで、急速に発展し、GISを活用する有意義な方法の一つとして世界中で利用されています。
特定の場所についての KML ファイルを作成し、航空写真・衛星写真で描かれた地図上に各種のイメージデータを オーバーレイして、豊富なデータを公開できる新しい方法です。今日から4回の予定で、KMLの使い方について学んでゆきます。
KML関係の授業の予定>
1回目:なんさま使ってみよう。(09/26)
2回目:kmlのフォーマットの仕組みを知る(09/29)
3回目:kmlで作ってみよう(10/03)
4回目:kmlの簡単な作品の作成(阿蘇のジオパークを紹介する)(10/10)
本日の授業内容>
1.
GoogleEarthを立ち上げます。いろんな場所をみてその位置情報を閲覧しよう
(例題1)Google
Earthで熊本高専の場所を見つけてください。
(例題2)熊本高専八代Cの八龍寮の位置を緯度経度を調べてください。
(ctrl+Lを押してみよう。)
(ctrl+Lを押してみよう。)
(例題3)その緯度経度をdd.ddddddd やddmmss.ssssやddmm.mmmmmmに相互に変換してください。
(例題4)緯度経度がそれぞれ緯度
35度40分33.197秒(35.675888),
経度
139度44分41.489秒(139.744858)の場所を見てみよう。
(応用問題;住所から座標への変換はどうすればいいかな?)
自分のパソコンにkmzファイルをダウンロードします。Google Earthでは、kmlとkmzを取り扱うことができます。
kmzファイルとは、kmlと写真データなどを組み合わせてZipファイルとして一つにまとめたファイルです。
(例題)Google Earthで用意されたツアーに参加してみよう。
(例題)kmlとkmzの違いを説明してください。
(応用問題)自分でツアーを作るにはどうしたらよいだろうか?
今日の課題:次の位置を探してみよう。緯度経度を調べて記録してください。(度単位)
目印のピンを立てて、名前を付けます。
1.
沖縄高専 北緯 東経
2.
最も北にある高専: 高専 北緯 東経
3.
パリの凱旋門
4.
東京タワー
5.
南極昭和基地
6.
北極点
7.
エジプトのピラミッド
8.
アメリカの首都
9.
南アフリカの首都
10. お勧めのラーメン店
11. 夕日を見るならお勧めの場所
12.
13.
14.
15.
10から15には、各自で場所を決めて、その位置に目印をつけてください。
適切に区分して目印の色や大きさを変えてください。
最後に、そのファイルを保存し、提出します。 名前は3AC00氏名20140926.kml
としてください。 00には自分の出席番号が入ります。名前は名字だけで良いですが、同じ名字の人達は名前まで入れてください。
(宿題)KMLを学ぶための便利なWebサイトを見つけてきて、そのURLと特長(どの辺りがよいかをWordファイルにまとめてきてください(次回提出します。)
(予習)kmlファイルの中身はテキストファイルです。メモ帳などで開いて中身を見てください。その書き方の規則性を見いだします。